看護師を辞めて違う仕事で成功するには?資格を生かした転職先14選パート①

看護師転職

「看護師」という仕事は、とてもやりがいがある仕事ですよね。

しかしその半面、夜勤のキツさで苦しんだり、人間関係が上手く行かず悩んだりしている看護師さんは多いように感じます。

 

「もう看護師を辞めたい!」

と誰でも一度は思うはず・・・。

 

しかし、いざ看護師以外で職に就きたいと思っても、長年医療業界のみに身を置いていると、他職種への転職はとっても不安ですよね。

 

本記事は、転職を考えている看護師さんや、ブランクがあり再就職を考えている方、転職をしたいがどのような職種があるか分からず悩んでいる方に向けて、有益な情報をお届けします。

 

  • 看護師の資格を活かせる職種
  • 看護師以外のおすすめの職種
  • ひとりでできる職種
  • 看護師を辞めて違う仕事に就くメリット・デメリット・コツ
  • 看護師と辞めて違う職種に転職した体験談

 

看護師を辞めて違う仕事につきたいと、悩んでいる方にとって参考になれば幸いです。

また、看護師を辞めて違う職種に転職した体験談も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

看護師の資格を生かせるオススメの仕事8選

ここでは、既に持っている看護師資格を活かしてできるおすすめの仕事を8つ紹介します。

保健師

「保健師」は、看護師に比べると耳にすることの少ない職業ですが、病気やケガを未然に防ぐ「予防医療」を主とする職業です。

保健師とは

保健師とは、保健所や市区町村などの自治体に勤務し、保健・医療・福祉・介護の分野で、乳幼児〜高齢者までをサポートしています。

具体的には、乳幼児健康診査や新生児訪問の実施、高血圧や糖尿病などの生活習慣病予防の教室開催など、地域の保健において幅広く活動します。

保健師になるには

保健師になるには、看護師免許と保健師免許の2つの国家資格が必要になります。

 

看護師免許と保健師免許を取得するには、

4年制の大学や専門学校で受験資格を得てから試験に合格するか、

看護師になってから1年制の保健師養成学校に通い試験に合格するかの道があります。

 

もし既に保健師資格を保有しているけど、実務経験は看護師としてのみという方であれば、各職場の求人情報をチェックしたり、転職サポートサイトを利用したりするのもひとつの手です。

保健所や市区町村などの公的機関であれば、公務員試験を受けることになります。

医療メーカー

医療メーカーとは、病院等医療施設で使用する医療機器を製造して販売している企業のことです。

医療メーカーとは

医療メーカーは、レーザー治療機器やMRIなどの治療や診断に用いる機器や、ペースメーカーなどの身体の昨日に影響を及ぼすものを取り扱っています。

間接的にではありますが、患者さんと関わりがあり、実際に機器を使用している現場の声が大切なのです。

医療メーカーでは、現場の医療関係者とのやり取りになれている看護師を、営業等で求めています。

そのため、現場で勤務していた看護師は需要があり、転職後にも看護師としての経験が活かせる仕事です。

医療メーカーに転職するには

医療メーカーに転職したい場合は、看護師専門の転職サイトやエージェントを利用するのをおすすめします。新しく幅広い情報を持っているからです。

介護士

介護士は、介護の職に就いている人を意味します。

介護士とは

介護の職に就いている人を介護士といい、特に資格は必要ありません。

 

老人介護施設や訪問介護などで、介護サービスを提供しています。

介護福祉士と混同されやすいですが、介護福祉士は国家資格になるため、看護師から転職する場合は介護士になります。

 

看護師は治療をサポートするのが仕事でしたが、介護士は生活全般をサポートしていきます。

看護師として、患者さんと入院生活や外来対応などで関わった経験は、介護士として生活をサポートするために役立ちます。

看護師目線で日常生活のサポートができるため、重宝される人材になるでしょう。

 

また、介護福祉士の国家資格を新たに取得することも可能です。

その場合の3つのコースをご紹介します。

 

  • 養成施設ルート
  • 実務経験ルート
  • 福祉系高校ルート

 

まず、養成施設ルートは看護師を退職後、新たに養成学校へ通い、カリキュラムを受講し国家試験を受験する方法です。

大学や短期大学、専門学校などの種類があります。

正社員として働きながら、通学することは難しいため、あまり現実的ではありません。

 

次に実務経験コースです。

実務経験を積みながら受験資格を得るため、働きながらだと一番現実的だといえます。

介護職員として3年以上の実績を積み「介護福祉士実務者研修」を修了することで、介護福祉士の受験資格を得ます。

ここで注意する点は、看護師としての実務経験は換算されないということです。

あくまでも、介護職員としての実務経験が必要になります。

 

最後に福祉系高校コースです。

こちらは福祉系高校へ入学し、カリキュラムを修了することで受験資格を得る方法です。

こちらも、働きながらでは現実的ではありません。

 

参考:[介護福祉士国家試験]受験資格:福祉系大学等:公益財団法人社会福祉振興・試験センター (sssc.or.jp)

介護士になるには

介護士になるには、こちらも転職エージェントの利用をおすすめします。

希望している施設などに、知り合いのツテがあれば話は別です。

しかし、よく分からないという方は、他職種でもあるため確実に情報を得られる転職エージェントを利用しましょう。

 

学校教師

学校教師とは、看護学校・看護大学等で教師として次世代看護師の育成にあたります。

学校教師とは

学校教師は、看護学校・看護大学等で次世代看護師の育成にあたります。

基本的に5年以上の実務経験が必要です。

 

教師になると「成人」や「小児」などの専門教科を担当することになり、より専門知識が必要になる職種です。

次世代の育成にあたりたいという思いをお持ちの方や、病院などの現場ではなく看護師として日勤のみで仕事をしたいという方にはおすすめです。

学校教師になるには

学校教師になるためには以下の条件があります。

  1. 5年以上の臨床経験がある
  2. 看護教員養成講習会を受講する
  3. または、大学で教育に関する科目を履修済みである

 

教育に関する科目を履修していなくても、教員になってから看護教員養成講習会への参加で、正式に学校教師として認められます。

 

医療事務

病院やクリニックなどの医療機関で、受付、会計、診療報酬の請求など、医療事務に従事するお仕事です。

医療事務とは

医療事務とは、病院やクリニックなどの医療機関での受付〜会計、診療報酬の請求手続きなどの事務作業にあたります。

いわゆる、病院やクリニックを支える大切な裏方です。

医療保険制度に関する知識が必要なため、一般事務とは区別されます。

医療事務に転職するには

医療事務になるには、特定の資格は必要ありません。

しかし、専門知識が必要なため様々な民間資格が存在します。

 

求人に応募する際、特定の資格保有を必要事項としている病院や施設もあります。

資格があれば、就職活動が有利に進むというイメージです。

 

代表的な資格は以下になります。

  • 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)
  • 医療事務管理士(技能認定振興協会)
  • 診療報酬請求事務能力認定試験(日本医療保険事務協会)
  • 医療事務認定実務者®(全国医療福祉教育協会)

 

多くの方は、市販の参考書や、通信制の講座を利用されています。

 

イベントナース

音楽やスポーツなどのイベント会場で、突然のケガや病気に対応する仕事です。

イベントナースとは

イベントナースとは、その名の通り音楽やスポーツなどのイベント時に、会場に出向き突然のケガや病気に対応する看護師です。

時には、修学旅行などのツアーに同行する場合もあります。

 

注意点としては、チームではなく完全に個人として活動するため、看護師としての知識と経験が必要になります。

その場での医療行為はもちろん、病院搬送を決める決断力も必要です。

イベントナースに転職するには

イベントナースに転職するためには、転職サイトやエージェントを利用するのがおすすめです。

その土地のみではなく、各地方に求人はありますし、全国的に求人を把握している転職サイトを利用すると、旅行感覚でお仕事できる場合もあります。

 

美容クリニック

整形手術やレーザー脱毛といった、美容医療を専門とする医療機関です。

美容クリニックとは

美容クリニックには、大きくわけて2種類あります。

ひとつめは美白や脱毛を専門としている美容皮膚科で、注射やレーザー照射などの看護技術が必要です。

ふたつめは美容整形を専門としている美容外科です。

こちらは手術を伴うため、器械出しなどの看護技術が必要です。

普通の病院やクリニックと違うところは、保険診療ではなく自由診療であるということです。

そのため、疾病による入院や手術はないため、精神的ストレスは少ない傾向にあるといえます。

また、日勤のみでありながら給料面でも上がるメリットがあります。

美容クリニックに転職するには

看護師以外に必要な資格はありません。

各クリニックの公式HPで求人情報をチェックしたり、転職エージェントを利用しましょう。

 

検診センター・献血ルーム

健診センターや献血ルームで、健診・献血業務にあたります。

検診センター・献血ルームとは

全国各地に設置された健診センターや献血ルームで、健診・献血業務にあたります。

採血や検査が主な業務になります。

また、献血中に貧血でショックを起こす可能性があるため、緊急時の対応が必須です。

 

日本赤十字社が日本全国の献血を管理しているため、就職すると日本赤十字社の社員になります。

検診センター・献血ルームに転職するには

特に新たな資格は必要ありません。

求人情報を検索して応募しましょう。

 

看護師とは別業界・オススメの仕事3選

ここまでは、看護師資格を活かした転職についてご説明しました。

もちろん、医療以外での職種のおすすめも気になりますよね。

ここでは、看護師とは別業界のおすすめの仕事3選を詳しくご紹介します。

コールセンター

コールセンタースタッフとは、企業に所属し、お客様からのお問い合わせやクレームに、電話で対応する仕事です。

 

コールセンターの業務は、お客様からの電話に応対する「インバウンド」と、スタッフがお客様に電話を掛ける「アウトバウンド」の2種類があります。

 

特に、お問い合わせなど応対するインバウンドスタッフは、年間を通して需要が安定しており、求人が多くみられます。

 

特に必要な学歴や資格はありませんが、企業によっては社会人経験の有無や、電話対応経験の有無を問うところもあります。

 

また、注意しておかなければならないのは正社員としての求人は少ないという点です。

アルバイトやパート、派遣社員で多くを占めているため、正社員を目指している方は、転職活動時に「正社員への登用あり」という求人に応募することをオススメします。

 

正社員で採用された場合の平均給与は349万円というものでした。

 

休日においては、所属する企業によっては365日24時間体制というところもあります。

その際はシフト制になります。

中にはカレンダー通り運営している企業もありますので、転職の際は自分が希望する働き方に合っているか確認しましょう。

飲食店スタッフ

飲食店スタッフは、カフェやレストランなどの飲食店で、調理や接客、マネージメントに関わる仕事です。

 

特に必要な資格はありませんが、飲食店就労経験や調理師免許などを持っていると優遇されます。

正社員となると、店長やエリアマネージャーとして経験を積んでいきます。

 

注意しておかなければならないのは、移り変わりの激しい業界のため、正社員でも大手でないとボーナスがないこともあります。

 

収入としては、正社員で300〜350万円程が平均となっています。

 

休日や夜間も営業している事が多いため、休みは基本的に不規則になります。

 

一般事務職

一般事務職とは、企業において様々な事務作業を担う職業です。

 

一般事務職になるために必要な免許や資格はありませんが、民間の資格は複数存在します。パソコンの操作は、基本的なものが一通り行えるとよいでしょう。

しかし、採用する企業によっては、特定の資格をもっていたり、大学卒業以上などの学歴を指定したりするケースもあります。

 

給与相場は250〜400万と幅はありますが、経験年数や能力に応じて上下します。

 

休みは、所属する企業によりますが、基本的にはカレンダー通りであると考えておくとよいでしょう。

続きはこちらからご覧ください。

 

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