はじめての介護ってどんな仕事?仕事内容を解説します 食事介助編③

介護技術

私はともや 30歳の男性です。病院の事務職でしたが、今度は介護職員に配属されました。介護の技術はまったくなく不安です。介護の仕事ってどんなことをするのでしょうか。

介護職の仕事は、お年寄りの世話をすることです。食事、排せつ、入浴、体位変換、移乗などがあげられます。
この記事は食事介助について解説しています。

認知症の症状がある場合と顔面マヒがある場合

認知症や顔面マヒがあっても、自助具などを使って自分で食べられるときは、できるだけ自力で食べるようにしましょう。

食べこぼし対策を万全にしておくと安心です。食べ物の硬さや大きさ、調理形態を工夫すると、自分で食べられることもあります。どうしたら食べやすいか、お互いに知恵を出し合うとよいでしょう。

食べやすい工夫を

マヒなどの障害があって、スムーズに食べられない人でも、自助具の使用や、調理形態の工夫で、自分で食べることができます。
★食べやすい大きさにする
・フォークで突き刺すものは厚め、大きめに
・スプーンですくうものは、小さめに
・お箸で食べるものは大きめに平たく

★飲み込みやすいかたさにする
・少しとろみをつける
・ゼリー状やプリン状にする

★手でつかみやすい形にする
・おにぎり、おすし、ロールサンド、スティックサラダなど

やってしまいがちな介助の誤り ~食欲があるときはどんどん食べさせる~

食欲がある時は、ここぞとばかり多く食べさせがちです。しかし異常に食べたがる時は原因を突き止め、コントロールする必要があります。一般に、認知症の場合は、食べすぎる傾向になることが多いです。

いくら食べても食べた気がしないよ!

食べたことを忘れてしまうこともあるようです。無性に何か食べたくなったら、散歩したり、ゲームをしたり、歌ったりして気分転換するとよいでしょう。お茶の時間をつくるのもいいですね。おしゃべりをして気をまぎらわせるのも良い方法です。

詳しい解説 食事支援のための個別対応と注意点~認知症や顔面マヒへの方へのアプローチ~

食事は日常生活において重要な活動ですが、認知症や顔面マヒなどの健康上の課題を不安な人にとって、食べることが困難な場合があります。

本記事では、個別の状況に合わせた食事支援のアプローチ自助具や調理形態の工夫により、食事自力で摂取する方法や、障害を考慮して食べやすい形や適切な工夫について解説します。

自助具や調理形態の工夫による食事の自立促進

自助具や調理形態の工夫は、認知症や顔面マヒを持つ方が自分で食事を楽しむ上で重要です。自力で食べるための方法を見てみましょう。

まず、フォークやスプーン、お箸などの使用に関して、食べ物の大きさや形状を考慮します。 フォークで突き刺すものは厚めで大きめにカットすると食べやすくなります。また、お箸を使う場合は、食べやすいように大きめで平たく整えた形状にすることがポイントです。

食べやすい工夫には、食べ物の固さや大きさ、調理形態を変えることが含まれます。少しとろみをつけることで飲み込みやすくなり、食べ物をゼリー状やプリン状にすることも有効です。

さらに、手でつかみやすい形状を持つ食事も考慮されます。おにぎりやおすし、ロールサンド、スティックサラダなどは手でつかみやすく、食べる際の手助けになります。

これらの工夫は、誰もが自分で食べることをサポートするものです。食べやすさを意識した食事の提供は、食事を楽しむための始まりになります。

h2顔面マヒなどの障害がある場合の食べやすさを考慮したアプローチ

顔面マヒや顔面神経麻痺などの障害を持つ方、食事を摂る際に食べやすさを確保することは重要です。 障害に合わせた工夫を考えてみましょう。

食べやすい大きさや形状は、顔面マヒの影響を受けずに食べられるように考慮されます。

例えば、食べ物を柔らかくして、口の中で転がりやすい形状に整えることで摂取しやすくなります。

口に入れやすいために、食材を細かく刻んだり、補助具を使って食べやすい大きさに加工することが重要です。

さらに、食感の工夫も効果的です。 食べ物の硬さや柔らかさ、柔らかさなどを考慮して調理することで、口内での処理がスムーズになります。

例えば、柔らかい食材をスープやピューレ状にすることで、摂取しやすくすることができます。

これらの工夫は、顔面マヒやそれに相当する障害を持つ方が食事を楽しむためのサポートとなります。

介助時の誤りと留意すべきポイント

介助時の誤りや留意すべきポイントは、食事サポートする際に重要な要素です。まず、食欲と過剰摂取の関係について考えましょう。

認知症の方は時折、異常な食欲を示すことがあります。 食欲があるから当然、無制限に摂取させることは避けるべきです。 過剰な摂取は健康リスクを考える可能性があります。

管理し、バランスの取れた食事を提供することが重要です。定型的な食事時間を設け、適切な量を考えることが大切です。

また、認知症の方は食べたことを忘れることがあります。そのため、同じ食事を何度も提供するなど、摂取量を過剰にしてしまうリスクがあります。

この場合、食べたかどうかを確認し、必要な支援を提供することが重要です。食事後の視覚的な手助け、また食事中の会話や刺激を増やすことで、食べたことを思い出しやすくなります。

介助時には、摂取量の管理と記録、そして食事の提供方法を​​調整することで、食欲と適切な摂取量のバランスを考慮することが重要です。

同時に、食べたことを思い出すためのサポートも大切です。個々の状況に応じた細やかな配慮が、食事支援において重要な役割を果たします。

食事を楽しむための提案

食事は楽しい経験であるべきですが、認知症の方や顔面マヒを持つ方々は、時には食べたくないと感じることがあります。そんな時には気分転換や気を紛らわせる方法を提案しましょう。

食べたくない時は、無理に食べることを求めるのではなく、気分転換を続けることが大切です。

例えば、散歩をすることや、趣味のゲームや音楽、絵画などに没頭することで気持ちを受け止めることこのような気分転換は、食欲を刺激するだけでなく、心身のリフレッシュにもつながります。

また、食事中に無性に食べたいという欲求が生じた場合でも、食べ物を提供するだけでなく、コミュニケーションや刺激を取り入れることも有効です。思い出話をすることで、食欲を呼び起こすことができます。

また、食事とは関係ないかもしれませんが、歌ったり会話をしたりすることで、気分を軽くすることもできます。

認知症の方や顔面マヒのある方々が食事を楽しむためには、食事だけでなく、バ​​ーベキュー環境や体験を充実させることが大切です。

まとめ

高齢者の方にとって、身体や感覚の変化によって食事をすること自体が難しくなってきます。

そのような状況の中で少しでも食べやすく介助を行うことで、食事を美味しく感じられたり、食事の時間を楽しんでもらえるようになります。

そして食を楽しめるようになると、そこから生きることにポジティブな気持ちを持つことにもつながります。

利用者さんの気持ちに寄り添い、どうやったら食事を楽しんでもらえるかを考えながら安全に食事介助をしていきましょう。

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