はじめての介護ってどんな仕事?仕事内容を解説します。食事介助編②

介護技術

私はともや 30歳の男性です。病院の事務職でしたが、今度は介護職員に配属されました。介護の技術はまったくなく不安です。

介護の仕事ってどんなことをするのでしょうか。

介護職の仕事は、お年寄りの世話をすることです。食事、排せつ、入浴、体位変換、移乗などがあげられます。この記事は食事介助について解説しています。

座って食事ができない

上体は、できるだけ起こした方が食べやすいものです。しっかりすわることができなくても、上半身だけは起こせるように工夫しましょう。横になったままで全介助する場合でも、上半身は高くして、食べやすい姿勢を確保してあげることが大切です。

むせたり、詰まらせたりしないように、十分注意しましょう。

食事介助の手順

①エプロンを当て、ベッドにはバスタオルや防水の布を敷く。食べこぼし対策を万全にしておくと、安心して食べられる。

②寝たままで全介助する場合は、食欲がわくように、まず献立を説明し、目で確認してもらう。汁物からすすめ、1品ずつ味わって食べられるように心がける。

③食べ物を口に運ぶまでの動作が、お年寄りによく見えるようにすると、口を開けるタイミングが分かりやすい。声かけも忘れずに

④飲み込んだことを確認しながら、1さじずつゆっくり進める。汁物を固形物の間にはさむとよい。飲み物は、吸える人はストローで、吸えない人はスプーンや吸い飲みでおこなう。

姿勢を安定させて食べやすくするには?

上体を起こせるとき
上体を起こして、クッションや枕などを背中に当て、姿勢を安定させる。オーバーベッドテーブルを引き寄せ、食べやすい高さに合わせて、ストッパーをかける。

上体を起こせないとき
一般には胃の形を考えて右側を下にするが、自力で食べる場合は、利き手が上になるようにする。頭だけでなく、肩の下にも枕やクッションを当てる。背中にもクッションなどを当て、姿勢を安定させる。

やってしまいがちな介助の誤り ~寝たままで食事をさせる~

お年寄りがラクなようにと考え、寝たままで食事をさせると、むせたり、物を詰まらせたりしがちです。特に刺激の強いものや粉っぽいもの、飲み物はむせやすいので、要注意です。

あおむけのまま食事をしたら、食べものが詰まりそうで怖くて食べられないよ!健康に気をつかってくれるのはありがたいけど味付けが薄いので食欲がないよ!

介護する人に伝えて調理法を工夫してもらうとよいでに食べやすい体勢をととのえてもらい、リラックスして食べるように心がけましょう。味つけについては自分の好みしょう。

詳しい解説 食事介助のポイントと食べやすい姿勢の確保

食事は、私たちの生活において重要な活動であり、栄養を摂取し健康を維持する上で快適ではありません。

ただし、特定の状況下では、個人が自力で食事をすることが困難な場合があります。その際、正しい食事介助が必要です。

運動能力の低下や病気による体の制限により、上半身を起こすことが難しい場合や、食事をする際の姿勢を認めることが難しい状況もあります。

この記事では、食事介助の重要なポイントや食べやすい姿勢を確保するための方法について詳しく解説します。

食事介助の手順

食事介助は、エプロンや適切な対策が必要です。まずは、エプロンを使って食べこぼし対策を行い、ベッドにはバスタオルや防水の布を敷いて、安心して食事をしましょう。

食欲を促進するためには、まず献立を説明し、目で確認できるようにすることが重要です。汁物から提供し、一品ずつ丁寧に食べられるよう心がけます。

お年寄りが見えやすいように動作をゆっくりと行い、口のタイミングを待ちます。

声かけも忘れずに、飲み込んだかどうかを確認しながら、ゆっくりと1さじずつ進めます。

クッションを挟むと飲み込みやすくなります。飲み物は吸える人はストロー、吸えない人はスプーンや吸い口を利用します。

姿勢を安定させて食べやすいように、上体を起こせる場合は背中にクッションや枕を当て、オーバーベッドテーブルを段階的に、食べやすい高さに合わせます。

利き手の上になるように、頭や肩の下に枕やクッションを配置して姿勢を安定させます。

このような工夫をすることで、食事介助を受ける方が食事を楽しむことができ、より快適な食事環境を提供できます。

姿勢の安定化と食べやすい体勢の作り方

姿勢の安定化と食べやすい体勢の確保は、食事介助において重要です。

上半身を起こせられる場合、まずは快適で安定した姿勢を作りましょう。 背中にクッションや枕を当てて、体を支えることで姿勢そして、オーバーベッドテーブルを調整し、食べ物が手に届く高さに設定します。

食事をする際、ストッパーを使用してテーブルを固定することで安全性を確保します。

通常は胃の形を適宜にして適切を下にするのですが、食事をする人の利き手の上にすることにより、自力で食べる場合でも食べやすい姿勢を保ちます。

オーバーベッドテーブルは、食べ物が手元に来るよう調節するだけでなく、食べやすい角度に調整することも大切です。

食事の際、肩の下にも枕やクッションを配置し、安定した姿勢を維持します。これにより、食事をする方がし、食べやすさを感じられます。

クッションや枕の配置は、個々の体の格や快適な姿勢を得るために調整することは重要です。

人によって異なるので、最適な姿勢で行うことが肝要です。食べやすさと安定性を確保し、より快適な食事環境をつくりましょう。

介助の誤りとその対策

寝たままでの食事は危険です。寝たままで食事をすると、むせたり物を詰まらせたりする可能性が生じます。

特に刺激の強いものや粉っぽいもの、飲み物はむせやすいので注意が必要です。これを防ぐためには、次の対策が有効です。

  1. 姿勢の調整 寝たままでの食事を行う際は、ただ上体を起こせるように工夫しましょう。 上半身を少しでも起こすことで、食べやすい角度を作ります。
  2. 食事の質と量 食事の内容や質にも注意が必要です。刺激の強いものや粉っぽいものを避け、柔らかくて飲みやすい食事を提供しましょう。また、食事の量も大切で、適量を守ることで食べやすさを確保します。
  3. 食べる環境 食事を楽しむ環境を整えることも重要です。 安心して食べられるように、周囲を静かに、リラックスできる環境を作ります。 また、味の付け方も個々の好みに合わせて調整し、食欲を促進します。

食事介助者に伝え、食事を工夫してもらうことも有効です。食べやすい体勢を整えることや、リラックスして食べるための環境づくりが、食事の安全性や満足度を高めます。

個人の好みを尊重しつつ、栄養価を優先して調整することがポイントです。

まとめ

高齢者の方にとって、身体や感覚の変化によって食事をすること自体が難しくなってきます。

そのような状況の中で少しでも食べやすく介助を行うことで、食事を美味しく感じられたり、食事の時間を楽しんでもらえるようになります。
そして食を楽しめるようになると、そこから生きることにポジティブな気持ちを持つことにもつながります。

利用者さんの気持ちに寄り添い、どうやったら食事を楽しんでもらえるかを考えながら安全に食事介助をしていきましょう。

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