看護師は転職しても1カ月で辞めやすい?理由と対処方法を紹介!パート①

看護師転職

概要

「転職して1ヶ月だけど、すぐ辞めるのは大丈夫かな…」

「すぐ辞めるときに気を付けるべきことを知りたい」

看護師が転職後に職場をすぐ辞めると、転職活動が難易度を増したり、後のキャリアに響いたりするなどデメリットが大きいといえます。

とはいえ、人間関係や仕事内容で悩み続けるよりは、すぐ辞める方が精神的・体力的に良い場合もありますよね。

 

それでは、どうしたら、問題なく早期退職ができるのでしょうか?

 

この記事では、下記の内容のことを紹介しておりますので、ぜひご参考にしてください。

  • 看護師が1か月で転職しやすい理由
  • 看護師が転職後にすぐ辞めるデメリット
  • 看護師が転職をすぐにしても問題がない理由
  • 看護師が転職して1ヶ月目でも辞めることを考えるべきケース
  • 1月で転職しない場合の対処法
  • 看護師を1ヶ月で辞める時の手順
  • 看護師を1ヶ月で辞める人におすすめの転職サイト
  • 看護師としてすぐ辞めて転職を繰り返す時の対処法

第1章 看護師が1か月で転職しやすい理由について

職場になじめない

条件面では問題がなかったものの、職場の独特な風習や体質などがご自身に合っていないと感じるなら、毎日出勤することがつらいですよね。

 

医療の現場では、看護師や他の医療スタッフとのチームワークが大切なのです.

しかし、上手くやり取りができず、上司から高圧的な態度をとられたり、小言を言われたりすると、いくら仕事にやりがいを感じていてもストレスを感じて、転職してしまうことが多いです。

仕事が覚えられない

経験や現状のスキル・知識などを応募時や面接などで伝えたにもかかわらず、それ以上のレベルの仕事や業務負荷を課されれば「このままでは心配だ」と思うはずです。

 

特に看護の仕事は人の命を預かるものですから、ミスなどに対する不安も大きくなっていくでしょう。

  • 専門用語が多かったり、仕事の仕組みが複雑だったりと仕事を覚えるのが大変な場合
  • やり方が覚えられない場合

などがあって、転職することが多いです。

採用前に聞いた内容と違っていた

求人で確認した仕事内容や待遇と、転職後の勤務実態が違うとなると「こんなはずではなかった」と思うことも無理はないですよね。

「残業なし」と聞いていたのに、「周りの看護師がみんな残業していて退勤できない」など、採用前に確認した待遇と実態が異なるケースがあります

 

求人票などが手元にあれば、それを提示して交渉する手もありますが、それが通用しないとなれば「就職して日が浅いけれど早く転職したほうがいい」と考えてしまうものです。

第2章 看護師が転職後にすぐ辞めるデメリットは?

看護師が転職後にすぐやめてしまう場合のデメリットを紹介します。

転職先で辞めた理由を聞かれる

面接官が納得するような退職理由を語れなければ、その先の選考に進めない可能性があります。

なぜなら、そもそも採用担当者の多くは、長く働いてくれる看護師を求め、欠員補充のための採用活動は骨が折れるものですし、何よりも現場の混乱を避けたいからです。

 

採用担当者には書類選考や面接などを通じ「この人は次こそすぐには辞めないな」と思ってもらうことが大切です。

辞め癖がつく可能性

嫌な事があるたびに「自分には合わない」と退職すると、すぐに辞める癖がつきやすくなります。

辞め癖をつけないためには、自分が「どういう状況だと辞めたくなるのか」を理解した上で、転職先を探すのがポイントです。

たとえば、下記のような場合のとき

  • 受け持つ患者さんの人数が多く、多重課題がつらいのか
  • 看護師が自分だけの職場で責任が大きくプレッシャーが強いのか
  • 急変の対応が多く緊張感が続いて辛いのか

 

自分の理想通りの職場を見つけるのは難しいので、転職先に求める条件の「優先順位」を決めることが大切です。

次の職場がすぐに決まるとは限らない

早期退職はどうしても「内定を出してもまたすぐ辞めるのでは?」と懸念される印象になって、次の職場がスムーズに決まらない恐れがあります。

自分で病院などに直接応募する場合は選択肢が多いかもしれませんが、その場合も早期退職が内定獲得にマイナスに働くリスクがあることは理解しておきましょう。

 

第3章 看護師が転職をすぐにしても問題がない理由

看護師は有効求人倍率が一般職に比べ2倍以上ある、引く手数多な職業です。

転職後すぐに辞めても再就職は見つかりやすい環境にあります。特に試用期間中であれば、法令で守られている部分もあるので何ら問題ありません。

 

なぜ、問題がないと言えるのでしょうか?

看護師の有効求人倍率(2021年3月)は2.62倍と一般職の1.1倍に比べ、圧倒的に高いです。

厚生労働省が発表している資料をみると、下記の表になります。

 

年月 有効求人倍率(新規有効求人倍率)
2021年8月 2.08倍(3.31倍)
2021年7月 2.02倍(3.37倍)
2021年6月 1.89倍(3.14倍)
2021年5月 1.80倍(2.82倍)
2021年4月 1.79倍(1.75倍)
2021年3月 2.06倍(2.62倍)
2021年2月 2.15倍(2.86倍)
2021年1月 2.16倍(3.00倍)
2020年12月 2.11倍(3.86倍)
2020年11月 1.98倍(3.55倍)

参考:『一般職業紹介状況(令和2年)について』(厚生労働省)

 

これらのデータからわかるように、看護師業界は常に人手不足となっており、求人においても売り手市場が続いているということになるのです。

 

転職後すぐ辞めるのは全く問題ないですが、基本的には試用期間中、理想は1か月以内に決断するようにしましょう。試用期間中に決断すべき理由は以下のとおりになります。

 

  • 上司に直接勇気をもって伝える
  • 次の転職先の目星をつける
  • 紹介会社や推薦者には話を事前に行う

 

試用期間のこともあるので、最短の方法を取るには上司への相談が必要です。

どうしても、指導者やリーダーなど言いやすい方に伝える傾向にありますが、ここは勇気をもって決裁権のある上司に直接伝えましょう。

 

なぜなら、人事関係の話をする機会があるので、話もスムーズに進むことができるからです

辞めることばかりに注力しがちですが、次の転職先の目星はつけるようにしましょう。

辞めた後に焦って同じ過ちを起こさないようにするためです。

 

看護師の多くは紹介会社の利用、あるいは推薦で就業先を選んでいると思います。言いにくいかもしれないですが、必ず相談あるいは報告をするべきです。

タイミングは役職者の相談後すぐに話をしてください。社会人としてきちんと筋を通すのが大事になります。

 

この3つポイントを抑えればスムーズに問題解決に動きます。

第4章 看護師が転職して1ヶ月目でも辞めることを考えるべきケース

転職してすぐは、できるだけ仕事を続けていたいと思っていると思います。しかし、そんな中でも、すぐにやめるべきなケースもありますので、ご覧ください。

パワハラ・セクハラを受けた

もし、あなたに仕事が遅いことに対して声を荒げて注意されたり、人格を否定されたりする状況であったら、1ヶ月目でも辞めることを考えましょう。

なぜなら、そのようなパワハラを受け、気にしながら仕事をしていると、集中力が落ちて重大なミスにつながる可能性があるからです。

 

複数の診療科がある病院であれば、病棟の異動願を出してパワハラをする上司から離れましょう。

また、セクハラをされた場合は同姓の看護師や師長に相談し、取り合ってくれないようであれば転職を考えましょう。

病院全体にパワハラやセクハラが横行している場合は、改善することが難しいからです。

応募時に確認した待遇と大きく異なる

面接などで採用前に確認した待遇と大きく異なる場合は、ブラックな職場の可能性があるので退職を検討するべきです。

たとえば、交通費や手当が出ない、残業代が申請できないなどの場合は、ブラックの可能性が高いです。

契約と違うと伝えても、話をごまかされてしまう場合があります。

そんな職場で働き続けても不満がたまる一方なので、1ヶ月目でも辞めることを考えましょう。

心身の調子を崩した

うつ病などの重い病気で、出勤できないほど心や身体の調子を崩した場合は、1ヶ月目でも退職を考えるべきです。

 

なぜなら、そのまま働き続けると、長期の療養が必要になったり、完全に働けなくなったりして生活に大きなダメージをあたえてしまうからです。

辞めると言いづらい場合は、病院を受診して診断書をもらいましょう。

 

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