看護師転職の回数で悩んでいる方必見!より良い職場で働くために パート①

看護師転職

概要 看護師転職の回数について

 

現在看護師として転職を考えている人の中で転職の回数を気にして前に進めない人もいます。

特に何回も転職を繰り返している人にとっては今後の転職において不利になるのではないかと考えることも多いと思います。

 

そもそも看護師の転職回数は多いのでしょうか?

転職回数について悩んでいる人はどのような点に気をつければいいのでしょうか?

 

本記事では看護師の転職回数について以下の点を中心にご紹介します。

 

  • 看護師は転職回数が多い職業なのか
  • 看護師が転職したいと思った主な理由
  • 看護師が転職を繰り返す原因
  • 転職回数に悩む人がより良い職場に働くための対策

 

看護師転職の回数について理解するためにもご参考にしていただけますと幸いです。

ぜひ最後までお読みください。

第1章 看護師の転職回数が多い職業?

実際に、看護師の転職回数はどのようになっているのでしょう。

看護師の平均転職回数

看護師の転職に関しては転職回数の多さよりも転職理由の内容が重要になります。

そのため、ここからはあくまで看護師の平均転職回数の参考になればと思います。

 

看護師の平均転職回数を世代別で見てみると、20代は約1回・30代は約2回から3回・40代は約3回から4回と世代が増えるごとに転職回数も多くなっています。

 

厚生労働省が発表している看護職員就業状況等実態調査結果(平成22~平成22年)において転職回数を調べた結果、解答した看護師の半数以上が1回以上の転職を経験しているというデータがあります。

看護師の転職回数は少なくないことが分かります。

看護師の一つの職場の平均勤務期間

看護師の一つの職場での平均勤務期間は日本医療労働組合連合会が調査した結果では、1年未満が9.3%、3年未満が15.9%、5年未満が12.7%で、全体の4割以上となっています。

 

2017年看護職員の労働実態調査においては最短で1年未満で転職することがあり、勤務期間別で見ると1年~5年勤務して転職する場合が多い傾向にあるとされています。

 

こうしたデータからも、勤務期間に差はありますが転職したことがある看護師が多くいることも分かります。

看護師の転職回数が多い理由

看護師の転職回数が多い理由はさまざまあります。

看護師の仕事は働き始める年齢が若く、看護学校卒業・国家資格取得にて就職すれば最短で20歳から働き始めることが可能です。

働く期間もその分長くなることから、その間にさまざまな理由で転職をすることがあります。

 

ですが、出産・家族の介護・子育てなどを理由にリタイアしても、国家資格があるので再就職できることも転職回数が多い理由になります。

 

また、看護師の仕事は心身共に負担がかかる仕事です。

仕事と生活のバランスをとりながら働きたい人も多いことから、自分に合った職場へ転職することで、回数が多くなる場合もあります。

 

第2章 看護師が転職したいと思った主な理由

看護師が転職をしたいと考える理由には以下のようなことがあります。

人間関係

同僚・先輩・上司などとコミュニケーションが取りにくく人間関係がうまくいかないことを理由に転職したいと思う人は少なくありません。

 

例えば職場自体が年功序列の風土が根付いていることから上司・先輩に業務についての意見や相談を行おうとしても、話を聞いてもらうことができない場合もあります。

風通しが悪く、スキルアップのための努力をしても認めてもらうことができないこともあります。

勤務内容や給料

看護師の業務は多岐に渡り、勤務も交代制で日勤・遅出・夜勤など不規則な勤務形態となっています。

時には夜勤が多い勤務状況や休日返上・休みが少ないという過酷な状況で働いている人も多く、看護師以外の仕事についている人でも「忙しそう」とイメージをもたれることもあります。

こうした勤務状況にもかかわらず、それに見合う給料がもらえず割に合わないことも職場によってはあります。

ですので転職したいと思う人が多くいます。

キャリアアップ

看護師の中には自身の目標や理想などのために、自己研鑽に励む人もいます。

 

しかし、職場の環境によってはスキルアップをするための努力を認められず、職場からバックアップを得ることができない場合もあります。

 

将来的なビジョンを踏まえて考えると、キャリアアップを目指しても評価されないことで、他の職場への転職を考える人もいます。

家庭の事情

家庭の事情にはさまざまなことがあります。

一例を見てみましょう。

出産・育児

出産・育児も転職理由上位に挙がる理由の一つです。

出産・育児に伴い長期間は職場を離れることになります。

 

育児が落ち着いたとしても、子供・家庭中心の生活に変化するので、看護師の仕事にかける力・時間は限定的になることが考えられます。

 

また、出産前の条件で戻ることができないということもあるため、出産前の条件とほぼ同じ水準で、仕事と生活のバランスをとることができる職場への転職を考える人もいます。

配偶者の転勤

特に結婚されている看護師でよくあるケースです。

自身の看護師の仕事を今後も続けたい気持ちはありますが、配偶者が転勤になった場合は、これまでと同じ職場にとどまることが難しくなります。

転勤先で看護師として仕事を続けたいと思い、転職を考える人もいます。

親の介護

看護師の中でも自身の親などの介護があり、看護師の仕事に影響がでる場合もあります。

これまで通り看護師の仕事をしながら家族の介護を行いますが、介護を受ける家族の状態によっては、つきっきりで介護をしないといけない場合もあります。

 

他に協力者がいない場合は、今までの業務内容や職場の風土などで働けなくなることもあるので転職を考える人もいます。

体調不良

先ほども説明したように看護師の業務は多岐に渡り、不規則な勤務で過酷な働き方をしなければなりません。

このような状況が長期間続くと、心身の不調・家庭など実生活とのバランスを取りづらくなります。

 

そのため、ストレスや疲労が溜まり仕事を続けられなくなる場合もあります。

しばらく休んで回復するケースもあります。

勤務時間・業務量などを見直してもらえるように相談しても受け入れてもらえない場合は転職を検討する人がでてきます。

 

 

 

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