概要
京都の北山で金色にまぶしく光り輝いているお寺といえば?そう金閣寺ですね!!
平成6年(1994年)に世界遺産に指定され、年間500万をこえる人が訪れている人気のエリアです。
建てたのは、室町幕府3代将軍 義満。室町時代に最も力を持った将軍で各地に守護大名を従えていました。その上、貴族に対しても大きな力を持っていました。
その力の象徴(しょうちょう)といわれる金閣寺です。3階建ての建物で、2階と3階部分には金箔(きんぱく)がはられています。かつて行われた修復工事では、およそ20万枚の金箔が使用しています。
極楽浄土をこの世にあらわしたと言われ、南北朝の合一で有名な後小松天皇を招いたり、中国(明)との貿易を盛んにして文化の発展に貢献した舞台で、この時代の文化を特に北山文化といいます。
義満の死後、遺言により別荘からお寺となり、夢窓国師を開山とし、義満の法号「鹿苑院殿」から名を二文字をとって鹿苑寺と名づけられました。
アクセス:JR京都駅から市バス205系統「金閣道」から徒歩約5分
営業時間:参拝時間 9:00〜17:00
参拝料:大人(高校生以上):400円 小・中学生:300円
見どころ
鏡湖池
金閣の目の前に広がる池。「きょうこち」と言います。この風光明媚な池は、周囲の自然と調和した美しさが特徴です。鏡湖池の最も魅力的な要素の一つは、その名の通り、池面が風景や建物を鏡のように見ることです。天気の良い日には水面に金閣が反射し、鏡の世界に足を踏み入れた気分を味わえます。特に秋の紅葉の季節には、赤や黄色に染まる木々や金閣寺が水面に美しく眺められ、圧巻の光景となります。
夕佳亭(せっかてい)
金閣寺にある茶室です。
「夕日に映える金閣が特に佳(よ)く見える」というのが名前の由来です。
金閣寺境内の高台に位置する夕佳亭からは金閣が見下ろせ、その名の通り夕日が黄金に輝く金閣の姿を目にできます。金閣寺を訪れた際は、ぜひ夕方に足を運びたい場所です。
銀河泉
義満がお茶を飲む際にここから湧き出た清水を使用したとされています。
「銀河泉」という名前ですが、実は泉ではなく小さな水たまり。
今も水は湧き出ていますが、義満が使用した頃とは違い湧き水を飲むことはできませんのでご注意ください。
龍門滝
約2.3mの高さから水が流れ落ちる「龍門の滝(りゅうもんのたき)」。
鯉が滝を登りきると龍に変身するという中国の故事に由来した「鯉魚石(りぎょせき)」が置かれています。
斜めに傾いた動きのある石が表現している、今にも跳ね上がりそうな龍の姿。その勢いの良さと故事によって、出世祈願の効果があるとされています。
勢いのある滝をご覧ください
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