私はともや 30歳の男性です。病院の事務職でしたが、今度は介護職員に配属されました。介護の技術はまったくなく不安です。
介護の仕事ってどんなことをするのでしょうか。
介護職の仕事は、お年寄りの世話をすることです。食事、排せつ、入浴、体位変換、移乗などがあげられます。
この記事は排泄介助について解説しています。
尿器での介助
上体を起こすことができればいいのですが、寝たままでも寝返りや腰上げができて、片手が自由に動かせるようでしたら、自分で尿器を使うことができます。
はじめは失敗も多いでしょうが、練習するうちに上手になりますので、くじけないでやってみましょう。
尿意があっても、出るまでに時間がかかる事がよくありますから、あせらないようにしましょう。
手順 男性の場合
①尿がこぼれてもよいように、防水シーツを敷く。尿器の受け口にペニスを入れ、取っ手をもって固定する。男性の場合は、横向きにな
れれば、自分で持ってできる。自力でできる場合は、尿器を渡して、出るまで席をはずす。
②排尿したら、尿器をはずし、陰部をきれいにふく。衣類やシーツをととのえ、必要なら手を洗うか、おしぼりでふく。
女性の場合
①軽くひざを立てて足を開く。尿器の受け口を会陰部の下にしっかり当て、ベッドの上に尿器を固定する。尿が飛び散らないように、トイレットペーパーを陰部に当てて、尿を導くといいでしょう。
②排尿後は尿がこぼれないように、受け口をすくいあげるようにして、慎重に尿器をはずす。陰部をきれいにふく。
やってしまいがちな介助の誤り ~汚れないように、全部手伝う~
自分でできることは自分でしてもらうのが原則です。ギャッジベッドを使ったり、布団やクッションに寄りかからせるなど、お年寄りが上体を起こせる工夫をすれば出やすいものです。
ふきとりは、自分でやりたいなー!
もしもこぼれても良いように準備してくれると安心して一人でできるのだけど…
できないことだけ手伝ってもらうようにし、こぼしたら、介護する人に素直に伝え、きれいに始末してもらいましょう。
詳しい解説 自立支援と誤った介助
尿器を使用する際の正しいな介助方法と失敗を恐れるポイント
尿器を利用した排尿介助は、個人の身体能力を最大限に活用しながら行うことが肝要です。
寝たままでできる自立した排尿方法を身につけることは、個人の認識と自己決定権を尊重この手順は、男性と女性それぞれに適した具体的な方法を示しており、自分でできることを積極的に行うことで、生活の質が向上し、自らの心を守ることに繋がります。
また、介助者が支援を行う際には、制限手助けをするのではなく、個々の能力を最大限に引き出す工夫が求められます。
失敗やこぼれた場合も、落ち着いて再チャレンジすることが重要です自分のできる範囲を広げつつ、介助者とのコミュニケーションを大切にすることで、失敗を乗り越える道が開けます。
この記事では、介助者と協力関係の構築やポジティブな姿勢を持ちながら、安心を尽くして練習し、技術を向上させる方法について解説していきます。
尿器の正しい使用方法
尿器を正しく使用する方法は、男性と女性それぞれに異なります。以下に、それぞれの場合における尿器の正しい使用手順を詳しく解説します。
男性の場合の使用手順
- 準備 尿器を使う前に、こぼれても問題ないように防水シーツをベッドに敷きます。
- 体位の確認 横向きになり、寝たままでできる範囲で上体を起こします。片手が使える状態になり、尿器を持つ準備が整いましたら、手に取って握ります。
- 尿器の一時 ティントを尿器の受け口に差し込み、尿器を固定します。自分でできる限りの作業を行い、排尿のために尿器を使用します。
- 排尿後の処理 排尿が終わったら、尿器を取り外し、陰部を清潔な状態に拭きます。衣類や服装を整え、手を洗ったりおしぼりで拭いたりします。
女性の場合の使用手順
- 準備 尿器を使用する前に防水シーツを敷きます。
- 体位の確認 軽くひざまずいて足を開き、寝たままでもできる範囲で尿器の受け口を会陰部の下にしっかりと当てます。しょう。
- 排尿後の処理 尿が終わったら、尿器を慎重に取り外します。陰部を清潔に拭きます。
以上が男性と女性それぞれの尿器を使用した排尿の手順です。自分でできる範囲で作業を進め、排尿後には安全を守ることが大切です。
寝たままでできる自立した排尿の方法について
寝たままでも自立した排尿を行う方法は、自分の身体能力を最大限に活用することが重要です。以下に、その手順を詳しく解説します。
自立した排尿の方法
寝たままでできる排尿は、体の動きを極力抑えつつ、尿器を使って行います。この手順は、男性と女性で異なる方法があります。
男性の場合
- 準備 寝たままでできる状態に体を整えます。自分でできる範囲で上半身を起こし、片手が自由に使えます。
- 尿器の使用 尿器の受け口に痛みを差し込み、取って置いて固定します。横向きにできるなら、自分で尿器を持ち、排尿を行います。できる限り自分の動きで行うことが大切です。 。
- 排尿後の処理 尿が終わったら、尿器を取り外し、陰部を清潔に拭きます。
女性の場合
- 準備 寝たままでできる体勢を取ります。軽くひざまずいて足を開きます。
- 尿器の使用法 尿器の受け口を会陰部の下にしっかりと当て、トイレットペーパーを陰部に置いて、尿を考えます。尿器をベッドに固定し、自分で排尿を行います。
- 排尿後の処理 尿が終わったら、尿器を慎重に取り外し、陰部を清潔に拭きます。
自立支援の重要性
自立支援は、個々の能力を最大限に活用することで、生活の質を向上させる重要なアプローチです。自らの力を発揮し、できることを促進することは、尊厳を尊重し、自己決定権を維持する上で極めて重要です。
自立を支援するためには、特定のアシストテクノロジーや支援具を活用することが有効です。
例えば、ギャッジベッドやクッションなどの補助具を用いることで、寝たままでもできる動作や体勢をサポートすることが可能です。これらの具体的な方法は、次のようになります。
ギャッジベッドの活用
ギャッジベッドは、高さを調整したり、角度を変えたりすることで、寝たままでの身体の動きをサポートします。
これにより、自立した排尿や寝返りなど、日常生活の様々な動作を行いやすくなります。
クッションの有効活用
適切なクッションの配置や利用方法によって、体勢の維持や圧力分散を促進できます。
例えば、圧縮されないクッションを使用することで、体圧を分散し、長時間同じ姿勢での不快感や圧迫を軽減することができます。
自立支援の鍵は、個々の状況や能力に合わせた適切な支援方法を見つけることです。これにより、個人が自己の能力を最大限に発揮し、できることを行うための環境を整えることが可能となります。
介護者やサポートを提供する側も、個人の自立を促進する方法を積極的に模索し、実践することが重要です。
介助の誤りとその対応
介助における一般的な誤りの1つは、「全部手伝う」というアプローチです。介助者が全てを代わりに行うことは、被介助者の自立心を奪い、無力感を生む原因となります。
実際には、自分でできることを自分で行うことが大切です。介助者が一部を手伝い、残りの部分を被介助者が行うようサポートすることが適切です。
また、尿器を使用する際にこぼれたり失敗したりすることは避けられないこともあります。その際の適切な対応とコミュニケーションの重要性を考えてみましょう。
「全部手伝う」誤りの対応
- 適切な支援 被介助者の自立を促すため、できることを自分で行うようサポートしましょう。例えば、尿器の使用できる範囲での手伝いをして、残りの部分は被介助者に任せることで、自尊心や自立心を育てます。
- 促進と励まし 成功体験を積み重ねるために、失敗してもくじけず、再挑戦することを促し、成功した場合は肯定的に評価しましょう。
こぼれたり失敗した際の対応とコミュニケーション
落ち着いた対応 こぼれたり失敗した場合、焦らず落ち着いて被介助者と共に問題を解決しましょう。深刻に受け止めず、軽い雰囲気で対応することが大切です。
コミュニケーション 被介助者とのコミュニケーションを重視し、事前に「こぼれた時や失敗した時にどうしたらいいか」を話し合い、指示を共有することで、双方の理解を深めます。
誤った介助方法への対応と失敗時の対処法は、被介助者とのコミュニケーションと理解を深めることで、より円滑な介助が可能となります。
失敗を乗り越えるためのポイント
失敗は新しいことを学ぶ上で避けられないものです。特に新しいスキルを身につける際には、最初のうちは失敗することがよくあります。失敗を乗り越え、スキルを向上させるためのポイントについて考えてみましょう。
最初は失敗があっても焦らずに練習する方法
忍耐とコツコツとした努力 新しいことを始める際は、最初から完璧を求めることはできません。失敗を経験しながらコツコツと練習し、少しずつ上達していくことが大切です。
ポジティブな姿勢 失敗を経験することで学ぶことが多くあります。失敗は成功への道のりの一部であることを肝に銘じましょう。
失敗した時の気持ちをつかむためのアドバイスと励ましの言葉
失敗は成長の機会 失敗は学びの機会であり、成功への道を切り拓くものです。失敗から学んだことを次に活かすことが大切です。
自分を励ます言葉 自分に対して「次はうまくいく」と信じることが重要です。成功への道筋を見失わず、自分自身を励ましましょう。
失敗は人生の一部であり、その経験から学ぶことができます。
失敗を怖れるのではなく、挑戦し成長する機会と捉え、毎回の失敗を学びの一環として受け入れましょう。成功するためには失敗から学んだことを次に活かすことが大切です。
まとめ
排泄介助について解説してきましたがご理解いただけたでしょうか?
介助の手順を知ったうえでさらに利用者の排泄パターンを掴んでおくとタイミングが分かり、介助自体がしやすくなります。
お年寄りの状況に合わせて排泄方法を考えることで、
「夜はよく眠れるようになったよ」
「日中は自分でトイレにいけるようになったよ」
と生活の質が変化します。
「排泄」は生理現象であり毎日の習慣です。介助するときはせかしたり、余計な介助することはせず、本人にできる能力をしっかりと分かった上で、必要な介助だけを提供してあげましょう。
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