看護師転職サイトのデメリットについて
看護師転職サイトは転職を考えている看護師にとって強い味方となります。
上手に活用すれば、転職活動をスムーズに進めることができます。
しかし、看護師転職サイトを経由することで、転職活動において不利になるばあいがあります。
看護師転職サイトには、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
どのようにすれば看護師転職サイトを有効活用できるのでしょうか?
この記事では、看護師転職サイトのデメリットについて、以下の点を中心にご紹介します。
- 看護師転職サイトの仕組み
- 看護師転職サイトのデメリット
- 看護師転職サイトを使うべき人の特徴
- 看護師転職サイトを有効に活用する方法
- 看護師転職サイトの選び方
- 看護師から他職種への転職は可能?
転職を考えている看護師の方にとって、有益な情報をまとめました。
ぜひ最後までご覧ください。
看護師転職サイトの仕組みとは?
看護師転職サイトでは、求人情報の紹介だけでなく、書類の添削や面接対策・面接の同行などの手厚いサポートを受けることができます。
転職活動が初めてという看護師の方にとって、看護師転職サイトは強い味方となることでしょう。
では、看護師転職サイトは、どのような仕組みで運営されているのでしょうか?
実は、企業に看護師を紹介し、就職が決まったタイミングで、紹介料を受け取っているのです。
その紹介料をもとに、看護師転職サイトは運営されています。
看護師転職サイトの仕組みを簡単に説明すると、以下のようになります。
- 企業から看護師募集の依頼を受ける
- 転職活動中の看護師に企業を紹介する
- 看護師が企業に就職したら、企業から紹介料を受け取る
企業側(求人側)は、条件に合った看護師を採用できます。
そして、看護師(求職側)は、サポートを受けつつ希望に合った企業に転職できます。
看護師転職サイトは両者の仲介をすることで、収益を得ているのです。
看護師転職サイトを使うデメリットとは?
看護師転職サイトの仕組みが分かったところで、次にデメリットについて見ていきましょう。
看護師転職サイトを使ううえで、大きく6つのデメリットが挙げられます。
①希望と違う求人を紹介される
せっかく看護師転職サイトに登録して、担当者に希望を伝えたにもかかわらず、実際に紹介されるのは希望と違う求人ばかり…。
ということがあるようです。
看護師転職サイトを使ううえで、希望と違う求人を紹介されることは大きなデメリットになるでしょう。
このようなデメリットが生じてしまう理由として、以下のようなものが挙げられます。
- 担当者アドバイザーとのコミュニケーション不足
- 希望条件のすり合わせができていない
- そもそも希望に合う求人を取り扱っていない
- 希望条件のハードルが高すぎる
もし、希望と違う求人を紹介された場合は、なぜこの求人を紹介したのか、聞いてみると良いでしょう。
自分の希望が正しく伝わっていない場合は、再度ヒアリングをしてもらいましょう。
「夜勤なしで、休日数が多くて、残業なしで、高収入がいい」
など、希望条件のハードルが高すぎる場合は、一度自分の希望を見直す必要があります。
担当アドバイザーとの相性や、転職サイトによっても取り扱う求人が違います。
複数の転職サイトに登録して、求人を探してみるのも1つの手です。
②アドバイザーからの連絡が多すぎる
次に多く聞かれるのが、アドバイザーからの連絡がとにかく多すぎるという口コミです。
実際、転職サイトに登録すると、早い場合ですと数分以内に電話連絡が入ります。
新着求人が入った時や、希望に合う求人を見つけた時に電話を入れる場合もあります。
忙しい看護師にとって、昼夜問わず電話されると、煩わしさを感じることでしょう。
着信が何件も入っているだけでストレスを感じるものです。
看護師転職サイトは、看護師を転職させることで、転職先から紹介料を受け取っています。
そのため、早く転職させたくて頻繁に連絡を入れる担当者も多いようです。
このようなデメリットを回避するために、以下のような対策をする必要があります。
- LINEやメールでのやりとりが可能な看護師転職サイトを利用する
- 電話ができる日時を担当アドバイザーに伝えておく
- 電話拒否の意思をはっきりと伝える
このような対策をとっても改善されなければ、担当アドバイザーを変えてもらったり、他の転職サイトに乗り換えたりするのが無難です。
③担当者の専門性が低い場合も
担当者の専門性が低い場合もあります。
原因として、担当者自身の知識や技術が不十分なことが挙げられるでしょう。
質の低い担当者にあたってしまうと、以下のようなことが起こります。
- 転職に役立つアドバイスを貰えない
- 転職活動がスムーズに進まない
- 希望が伝わらずストレスを感じる
看護師転職サイトを使う場合は、きちんとした専門性を持った担当者であるか、見極める必要があります。
また、看護師転職サイト側がどんなに教育体制に力を入れているとしても、担当者一人ひとりに能力の差が生じてしまうのは仕方のないことです。
サポートの質に不満や不安があれば、担当者を変えてもらいましょう。
担当者を変えることで、あなたの転職活動が不利になることはありません。
④直接応募のほうが採用されやすい
企業側が転職サイトを経由して看護師を採用すると、紹介料がかかってしまいます。
そのため、応募者が多数集まる企業の場合は、転職サイトを使うことで不利になることもあります。
例えば、以下の2人の看護師が応募したとします。
- 看護師転職サイトを経由して応募した看護師
- 企業のホームページから直接応募した看護師
この2人の看護師の能力に差が無い場合、企業側は出費を抑えるために後者を優先して採用するでしょう。
転職サイトを経由していなければ、紹介料を支払う必要もなく、人事に関するコストを抑えることができるからです。
もし、転職したい企業が明確に決まっている場合は、看護師転職サイトを利用せず、直接応募するのが良いでしょう。
⑤自分のペースで転職活動を進められない
看護師転職サイトを利用すると、求人を探すところから面接の日程決めまで、担当アドバイザーが代行してくれます。
そのため、看護師自身のペースで転職活動を進めることができなくなります。
じっくり考えて転職活動を進めたい場合、担当アドバイザーのペースに着いていくことができずに焦ってしまうかもしれません。
自分のペースに合わないと感じたら、自分が希望している転職時期を改めて伝えるなどしましょう。
⑥病院側からの転職サイトへのイメージが悪い
病院目線の悪い口コミもあり、病院側から見ても、転職サイトに悪いイメージを持っているということがあります。
人事募集の際に看護師転職サイトを利用すると、就職が決まった時に一定の紹介料を支払わなければなりません。
普通に採用するより、看護師転職サイトを経由して採用した方がコストがかかるのです。
転職サイトが看護師を紹介する際、事前に「誠実な看護師です」と説明していたのに、実際に採用してみると遅刻や無断欠勤をしている…。
など、事実と違う情報を伝えられるということもあるようです。
このように、
- 看護師を紹介してもらうのにコストがかかる
- 情報の信憑性が低い
などの理由から、病院側からの転職サイトのイメージが悪いこともあります。
続きはこちらからご覧ください。
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