私の名前はとしおです。男性で40歳。工場で働いているのですが1ヶ月で退職をしようとしています。
ハローワークで介護の求人を探したところ、応募したいと思いますが未経験であり、施設の種類が多くてどこで働いていいのか迷っています!
介護施設と一口に言っても様々な種類の施設があるため、働き方にも違いがあるので迷ってしまいますよね。
条件だけで選んでしまわずに自分がどのように働きたいのか、今後どうなりたいのかを考えて自分に合った施設かどうかを判断しなければいけません。
この記事では介護施設の形態別にメリットとデメリットを紹介します。これらを参考にしてあなたにぴったりな施設を選びましょう!
有料老人ホームのメリットとデメリット
有料老人ホームは主に民間企業が運営する施設で、要介護度や提供するサービス、運営方針、入居費用など施設によって異なる特徴を持っています。
「介護付き」「住宅型」「健康型」の3つの類型があり、セレブな施設ほど高い接遇スキルが求められる傾向にあります。
メリット
- 介護負担の軽減: 有料老人ホームには、住宅型や健康型などの施設があり、介護度の低い入居者が多いため、介護職員の身体的な負担が相対的に軽減されます。入居者が自立しているケースや軽度の介護が必要なケースに当てはまります。
- 接遇スキルの向上: 高級有料老人ホームでは、高品質な接遇が求められ、介護は介護スキル以外の接遇スキルも身につける機会が提供されます。サービスを提供し、皆様の生活の質を向上させるために重要です。
- 多様な入居者:有料老人ホームには、高齢者の様々なケアが必要な人々が入居しています。これにより、介護職員は寝たきりの高齢者から、元気で自立している入居者まで、さまざまなケアの経験を積む機会があります。これは、スキルの習得につながります。
デメリット
- 介護スキルの限定: 住宅型や健康型の有料老人ホームでは、介護度の低い入居者が多いため、身体介護の機会が制限されることがあります。高度な医療的ケアが必要な入居者が少ない施設では、スキルアップの機会が減少します。
- サービスの優先度: 一部の有料老人ホームでは、利益を最優先する場合があり、介護よりもサービス業の要素が強調されることがあります。これにより、介護職員は本来の介護業務に専念できなくなります。たとえば、食事の提供やレクリエーションに多くの時間が割かれ、介護が散漫になることがある点に注意が必要です。
有料老人ホームは入居者と職員のニーズに合わせた選択が必要であり、施設の種類や方針によってメリットと扱いが異なります。
グループホームのメリットとデメリット
グループホームは要支援2または要介護1以上で、軽度~中等度の認知症高齢者を対象とした施設で、施設規模が小さく、1ユニット5~9名で、原則として1事業所あたり2ユニットまでとなっています。
認知症があっても介護スタッフのサポートを受けながら安心して共同生活を送ることを目的とし、排泄や入浴、食事介助だけではなく、食事の準備や洗濯、清掃といった家事全般も業務に含まれるのが特徴です。
メリット
- 個別ケアの提供: グループホームのアットホームな雰囲気は、入居者に寄り添った個別ケアを提供するのに適しています。入居者のためのニーズや好みに合わせたケアプランが立てやすく、よりパーナライズされたケアが可能です。
- 身体介護の少なさ: グループホームに入居する高齢者の中には、身体的には自立している方が多いため、身体が比較的少ないケースがあります。負担を軽減できます。
- 共同生活のサポート: グループホームでは入浴や食事介助だけでなく、家事全般も業務に含まれています。入居者たちが共同生活の間の家事や日常生活のサポートが提供され、快適な居住環境を維持するのに役立ちます。
デメリット
- 家事への負担: グループホームでは職員が入居者のために家事業務を行う必要があります。 ただし、家事が苦手な職員にとっては、この部分の業務負担が大きく、ストレスを感じることがあります。料理や掃除など、家事全般をカバーする必要があるため、職員の負担が増大します。
- 職員数の不足: グループホームの一部では、夜勤時に職員が不足し、一人で業務を行う「ワンオペ」の状況が発生することがあり、影響を及ぼす可能性があります。適切な職員数を確保することが重要です。
グループホームの選択に際しては、入居者のケアニーズや職員のスキル、施設の運営体制などを総合的に考慮することが重要です。
サービス付き高齢者向け住宅のメリットとデメリット
「サ高住」とも呼ばれる高齢者向けの賃貸住宅です。
「バリアフリー構造の住宅であること」「安否確認及び生活相談が提供されていること」の条件となっており、介護サービスの提供は義務付けられていません。利用者さんに介護が必要になった場合は、「外部のサービス」を手配します。
日常生活の見守りや、介助が必要な場合の外部サービスの調整、買い物の代行や外出のサポート等のほか、敷地内に訪問事業所やデイサービスを併設している場合は、兼務することが多いのが特徴です。
なお、特定施設入居者生活介護の認可を受けているサ高住では、介護付き有料老人ホームと同様に介護サービスが提供されます。
メリット
- 介護度の低さ: サ高住に入居する高齢者の中には、介護度が低い方が多い傾向があります。 そのため、介護職員にとって身体的な介護の機会が比較的少なく、肉体的な負担が軽減され、介護職員の健康に対するプラスとなります。
- 生活相談との連携:サ高住では、生活相談や外部サービスとの連携が行われ、入居者の生活全般にわたるサポートが提供されます。 介護職員は入居者とのコミュニケーションスキルを向上させ、入居者の個別ニーズに応える能力を高める機会があります。思いやりと配慮が求められる環境でスキルを磨けます。
デメリット
- 介護スキルの不足: サ高住の入居者の中には、介護度が低いため、介護職員が高い介護スキルを学ぶ機会が制限されることがあります。スキルの習得が難しい環境であることが大切です。
- 一部特別養化の傾向: 今年、一部のサ高住は寝たきり高齢者も入居しており、肉体的な介護負担がございます。これは、施設の特性や入居者のニーズによるものであります、介護職員にとって身体的な負担が増加する可能性があります。
これらの施設の選択には、介護職員個人のスキルやキャリア目標、入所者のニーズなどを考慮する必要があります。
まとめ
いかがですか?自分にどんな施設が合っているのかは、今の生活や将来への希望などから考えるのがおすすめですね
たとえば、今後介護職として経験を積みながら実務者研修資格を取り、転職を有利に進めたいのであれば、身体や精神的にラクな施設で働いた方がいいですね。
いずれにしても、施設のメリットやデメリットを正しく捉え、自分の能力や希望に合わせた職場を選ぶことは、非常に重要な要素だといえます。
しかしながら、自分で正確に判断して仕事を選ぶのは難しいでしょうし、何をどうすればいいか不安になるでしょう。
それならば、一度派遣社員になったらいかがですか。派遣社員は、その登録した会社の担当者が相談に乗り、あなたにぴったりな求人を探していただくことができます。
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